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「国境は世界でもっとも愚かな嘘」
メキシコ人作家によるラテンアメリカ移民の過酷で切実な現実を描く物語
「移民」「国境」「人権」「女性の連帯」
中南米の抱える諸問題を知る最良の1冊
[カスティージョ・イスパノアメリカ文学賞 受賞作]
「危険な亡命ルートを通じて故郷を追われざるを得なかった何百万もの人々に声と顔を与えた。抑制が効いた心情を揺さぶる描写が素晴らしい」
「移民、国境における残酷な欺瞞、子ども、女性、もっとも弱い立場のコミュニティに対する暴力など、非常に困難な状況に直面しても人間性を保つ、エル・サルバドルの少女を主人公とした新鮮な声を持つ小説であり、女性同士の連帯を強調している」(審査員コメント)
装画=津田周平
目次
日本語版まえがき
ラス・ボカニタス
サン・サルバドル
国境への道
ソチトル
メキシコ
アリゾナ
ツーソンの移民収容所
訳者あとがき
メキシコ、中南米の抱える大きな社会問題「移民」に、メキシコ人作家が真っ向から挑んだ作品です。
なぜ危険な思いをしてまで故郷を離れ、アメリカを目指すのか? その道中にはどんな困難が待ち受けているのか? アメリカにたどり着いたその先には何があるのか?
3人の女性を主人公に、あらゆる角度から取材をもとに、現実よりもリアリティをもった作品として読んでいただける小説になっています。
本国メキシコでの評価も高く、カスティージョ・イスパノアメリカ文学賞を受賞しました。
⚫︎フアン・カルロス・ケサダス
1970年メキシコシティ出身。メキシコ児童文学においてもっとも評価の高い作家の一人。『二人の幽霊の伝記:幽霊小説』でバルコ・デ・バポール賞(2008年)、『都市X 1985』でフアン・デ・ラ・カバダ児童短編小説芸術賞(2012年)、『幽霊の目から』でバルコ・デ・バポール賞(2012年)、『Shin』でノルマ児童文学賞(2014年)など受賞歴多数(いずれも未邦訳)。 本書『3934km 国境を越えて』でカスティージョ・イスパノアメリカ文学賞(YA部門)を受賞。
⚫︎星野由美
1969年東京生まれ。早稲田大学卒業。出版社勤務を経てベネズエラへ渡り、帰国後は在日中南米人向け衛星放送局、ペルー大使館に勤務した。現在はスペイン語圏の児童書の翻訳を主に手がける。『パパはたいちょうさん わたしはガイドさん』(PHP研究所)で第72回産経児童出版文化賞翻訳作品賞受賞。訳書に『それからぼくはひとりで歩く』(ほるぷ出版)、共訳に『フリーダ・カーロの日記』(冨山房インターナショナル)などがある。
(出版元より)
発売日:2026.3.1
出版社:Type Slowly
判型:新書判
ページ数:208
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