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  • 韓国と本に詳しい45人が “今、どうしても薦めたい本”を選んでみました (編 舘野 晳)

    ¥1,650

    読むことで“隣国”が少し近くなる192冊。 翻訳者、書店員、編集者、大学教員、そしてKカルチャーファンまで、世代も経験もさまざまな総勢45人の目利きが選ぶ、朝鮮半島と東アジアをめぐるジャンル横断のブックガイド。 <執筆者の寄稿文より一部抜粋>  どんなに時間が経ってもこの本の価値が色あせることはないだろう。難解だが、これほどクリエイティブな難解さは一生浴び続けても良いと思う。読むたびに頭も身体も更新されるように感じる。ディアスポラ文学の最高峰と思う。… ―斎藤真理子(翻訳者)  「韓国」とか「アジア」と聞くと、わけもなく楽しい気分がする。なぜだろう、いつからだろうと考えながら自室の本棚を眺めていて、あ、これを読んだ影響は大きかったかもしれない、と久しぶりに抜きだした。… ―石橋毅史(フリーライター、出版関係者)  「母国語は酒国語」と言ってのけるほど酒好きの作家が、ソジュ(韓国焼酎)に合う肴にまつわる思い出を語りながら、自らの生き様などを綴ったエッセイだ。… ―大窪千登勢(韓国文学愛好家)  ハン・ガンに限らず、韓国文学には、作家が社会の問題と向き合い創作する伝統があるように思う。社会の声なき声をすくいとることが文芸の役目だ、という真面目さを感じる。… ―木村紀代(新聞記者) ---------------------- 私は長年、韓国/朝鮮に関する本を手元に収集し、読んできましたが、いつもそれらの本に関する情報の不足と偏りを痛感してきました。いま「韓国書ブーム」といえるこの時期になっても、その思いをいっそう強くしています。  ご承知のように、出版社クオンからは『韓国・朝鮮の[知・美・心]を読む』シリーズが3冊上梓されています。この意を尽くした本があるのに、さらに1冊を加えるのは、この数年、韓国関係、とりわけ韓国文学の翻訳書が数多く出版され、読者の期待を集めているからです。作家ハン・ガンのノーベル文学賞受賞は、この傾向に拍車をかけました。  戦後80年という節目の年を迎え、少ないといわれてきた韓国/朝鮮関係書ですが、これまでの大海の蓄積のなかから、貴重な真珠を探し出したいとの思いが募ったのです。 編集担当 舘野晳 ●舘野 晳 1935年、中国大連生まれ。法政大学経済学部卒業。東京都庁勤務のかたわら、韓国関係の出版物の企画・執筆・翻訳・編集に従事。一般社団法人K-BOOK振興会理事。長年にわたり日韓双方の出版情報誌にニュース・書評などを寄稿。2001年に韓国文化観光部長官から出版文化功労賞、2013年に大韓出版文化協会長から感謝牌、2015年に韓国文学翻訳院から日韓出版交流功労賞、2019年に韓国ロッテ奨学財団から出版文化功労賞を受ける。著書に『韓国式発想法』(NHK出版、2003年)、共著書に『韓国の出版事情ガイド』(出版メディアパル、2008年)、編著書に『韓国・朝鮮と向き合った36人の日本人』(明石書店、2002年)、『韓国の暮らしと文化を知るための70章』(明石書店、2012年)など。訳書に韓勝憲『分断時代の法廷』(岩波書店、2008年)、共訳に李泳禧『対話』(明石書店、2019年)、黄晳暎『囚人』(明石書店、2020年)など。 (出版元より) 発売日:2025.5.30 出版社:クオン 判型:B5変形判 (縦224mm 横128mm) ページ数:256

  • 女の子が死にたくなる前に見ておくべきサバイバルのためのガールズ洋画100選 (著 北村紗衣)

    ¥1,980

    「もうダメかも……」を「楽しく生きよう!」に変える、映画の力でサバイブするための100選 あのヒロインみたいになれたらいいな、私と同じだな、私とは違うけどステキだな……。 映画を見ることで、女性であること、少数派であること、自分自身でいることの楽しさに気づける。 もっと楽しく生きる準備をするために、あなたを待っている映画がきっとある。 クラシックな名作から近年の話題作まで、労働問題、恋愛とセックス、フェミニズム、クィア、人種、民族など、多様な視点から厳選した100本の映画ガイド 【もくじ】 プロローグ クラシック 『女だけの都』 女性が政治をすると 『情熱の航路』 いわゆる「毒母」に抗って大人になるヒロイン 『紳士は金髪がお好き』 玉の輿を狙う美女たちのお気楽コメディと思いきや 『デスク・セット』 司書の本気 『幸福~しあわせ~』 どんなホラー映画よりも怖い映画 『教授と美女』 真面目博士とバーレスクの女王のでこぼこ白雪姫物語 『キャット・ピープルの呪い』 心温まるファンタジーホラー おとぎ話 『エバー・アフター』 シンデレラにひとひねり、ふたひねり 『クジラの島の少女』 マオリの伝統を受け継ぐ少女 『魔法にかけられて』 ディズニープリンセスと現実 労働問題 『ノーマ・レイ』 どんどん企業に文句を言おう 『9時から5時まで』 職場の性差別に女性社員の連帯で対抗! 『アフガン零年』 タリバンの抑圧のもとで必死に生きる少女 『ファクトリー・ウーマン』 日常の些細な気づきと努力とちょっとしたオシャレ 『サポート・ザ・ガールズ』 とあるスポーツバーマネージャーのサイテーな1日 ギークガール 『ザ・インターネット』 インターネットが女性の武器になる 『ドリーム』 宇宙を志した黒人女性パイオニアたちを描く 『search /#サーチ2』 インターネットを駆使して母を探す娘の冒険 スポーツ 『プリティ・リーグ』 爽やかな女子野球の世界 『オフサイド・ガールズ』 どうしてもサッカーが見たい! 『少女は自転車にのって』 走るときは、ひとり 『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』 連帯する女性たちと中年男性の危機 芸術 『エンジェル・アット・マイ・テーブル』 メンタルヘルスの問題を抱えた女性の自伝 『バンディッツ』 刑務所の女囚たちがバンドを結成 『フリーダ』 実在の画家フリーダ・カーロのドラマティックな人生を描く 『めぐりあう時間たち』 時代を越えて女性たちを結びつける文学 『これが私の人生設計』 建築界の性差別を諷刺する痛快コメディ ファッション 『パーティーガール』 パーティーガールが司書を目指す! 『キューティ・ブロンド』 ダサピンクを脱する映画の、ダサピンクになってしまった日本語タイトル 『マルタのやさしい刺繍』 やさしい刺繍は革新的な刺繍⁉ 『パピチャ 未来へのランウェイ』 ファッションを通して社会の不公正と戦う 『ミセス・ハリス、パリへ行く』 自分のためにオシャレすること 恋愛とセックス 『アントニア』 おおらかさと戦い 『藍色夏恋』 台湾を舞台に少年少女の恋を描くクィアな青春映画 『ホリデイ』 男女関係に関するヒントを含んだロマンティック・コメディ 『キャロル』 男性に忖度しない女性同士のロマンス映画 『ラフィキ:ふたりの夢』 ナイロビのジュリエットとジュリエット 告発と戦い 『黙秘』 秘密が作る女同士の絆 『ボルベール〈帰郷〉』 大変な目にあっても明るく生きる女性たち 『ハンナ・アーレント』 女性いじめを乗りこえて フェミニズム 『母たちの村』 「伝統」と戦う 『未来を花束にして』 未来とか花束とか、そんなレベルじゃない 『グロリアス 世界を動かした女たち』 フェミニズム運動の連帯をひねったスタイルで描く 『バービー』 人生の意味を探して シスターフッド 『タイムズ・スクエア』 階級の違うふたりの少女の大冒険 『マドンナのスーザンを探して』 「平凡な主婦」と不良娘の出会い 『テルマ&ルイーズ』 やっと訪れた女性のためのロードムービー 『プッシーキャッツ』 ポップでオシャレな見た目に隠れた諷刺 『花咲くころ』 踊る以外は許されないとしても 『裸足の季節』 抑圧をはねのける生き生きした少女たち アクションと冒険 『キャット・バルー』 復讐のためお嬢様がアウトローになる西部劇 『チャーリーズ・エンジェル』 女性のためのお笑いアクション 『奇跡の2000マイル』 砂漠の冒険 『キャプテン・マーベル』 私たちは皆自由に生まれるのに、それを忘れる 『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』 私はバカじゃない ホラー、ファンタジー、SF 『エイリアン』 SFホラーの記念碑的ヒロイン 『コピーキャット』 プロフェッショナル女性ふたりが殺人犯と戦うスリラー 『タンク・ガール』 戦車を乗り回す女性のハチャメチャな活躍を描くSFコメディ 『パンズ・ラビリンス』 プリンセスになるとはどういうことか クィア 『オルランド』 男性から女性になるオルランドの数奇な生涯 『恋のミニスカウエポン』 ハチャメチャなアクションロマンスコメディ映画 『イーダ』 ホロコーストの傷跡とアセクシュアル女性の生き方 『ナチュラルウーマン』 サンティアゴのトランスジェンダー女性の愛と暮らし 『サタデーナイト・チャーチ――夢を歌う場所』 クィアな若者たちを支援するために 『ガール・ピクチャー』 ちょっとしたことで大きく動く人生の可能性 人種・民族 『ウォーターメロン・ウーマン』 自分の先祖を作り出す 『ベッカムに恋して』 サッカーを志すインド系移民の少女 『ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから』 田舎に住む中国系少女の恋 階級 『エリン・ブロコビッチ』 公害と闘うシングルマザー 『女はみんな生きている』 主婦と移民女性がふとしたことから出会って冒険に 『サンドラの週末』 日の光のほうへ歩き、公正のために戦う 『ハスラーズ』 いけすかない犯罪者たちにどうしても同情してしまう 『燃ゆる女の肖像』 見る主体としての女性たち からだ 『4ヶ月、3週と2日』 中絶が違法だった時代のルーマニアの女性たちの苦労 『モロッコ、彼女たちの朝』 女性同士の細やかな連帯、そして美味しそうなパン 『オマージュ』 芸術家としてのご先祖をたずねて 『コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー』 いのちを軽視する社会 障害と病気 『ボーイズ・オン・ザ・サイド』 トラブルを抱えた3人の女性のロードムービー 『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』 女性芸術家のふしぎな人生 『500ページの夢の束』 若き戦士の大旅行 『トゥルー・スピリット』 海の真ん中でピンク 家族 『グロリア』 子連れ狼ジャンルの金字塔 『母の眠り』 闘病で変わる母娘の関係 『マダム・イン・ニューヨーク』 ことばは道具か、生き甲斐か 『娘よ』 強制結婚から逃げる母娘を乗せたデコトラがパキスタンを疾走 不機嫌なヒロインたち 『冬の旅』 ものすごく感じの悪いヒロインが体現する自由 『ほえる犬は噛まない』 家族愛と風変わりなヒロイン 『ゴーストワールド』 死ぬわけなんかない 『女神の見えざる手』 感じ悪いヒロインのフェミニズム 『女王陛下のお気に入り』 「女は怖い」にならない、女性同士の争い チャレンジ(アート映画) 『ひなぎく』 若い女性ふたりの傍若無人なイタズラ三昧 『男女残酷物語/サソリ決戦』 しょうもないエロティックスリラーかと思いきや驚愕の展開が 『ジャンヌ・ディールマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地』 とにかくスローな映画 中学校を卒業してから見よう! 『コフィー』 ふだんは看護師、フリーの時間は犯罪と戦う暗殺者 『バウンド』 レズビアンロマンスが入ったネオノワール 『スタンドアップ』 セクシュアルハラスメントと戦う 『わたしに会うまでの1600キロ』 ひたすら歩き続けるヒロイン 『エクス・マキナ』 青ひげの創造主と自由意志 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』 いろいろな要素を含んだ女性アクション映画 『お嬢さん』 帝国とシスターフッド エピローグ 初出一覧と参考文献 索引 【著者プロフィール】 北村紗衣 (きたむら・さえ) 武蔵大学人文学部英語英米文化学科教授。専門はシェイクスピア、舞台芸術史、フェミニスト批評。 著書に『シェイクスピア劇を楽しんだ女性たち』(白水社、2018)、『お砂糖とスパイスと爆発的な何か』(書肆侃侃房、2019)、『批評の教室――チョウのように読み、ハチのように書く』(ちくま新書、2021)、『お嬢さんと嘘と男たちのデス・ロード』(文藝春秋、2022)など。 (出版元より) 発売日:2024.11.12 出版社:書肆侃侃房 判型:四六判 ページ数:224

  • 現代アメリカ文学ポップコーン大盛

    ¥1,980

    文学からアメリカのいまが見えてくる。更新され続けるアメリカ文学の最前線! 「web侃づめ」の人気連載ついに書籍化。ブラック・ライブズ・マター(BLM)、ノーベル文学賞を受賞したばかりの詩人ルイーズ・グリュックなど最新の動向についても大幅に増補した決定版! 座談会「正しさの時代の文学はどうなるか?」(ゲスト:柴田元幸さん)を収録。 <登場する人物>  ドン・デリーロ、ルシア・ベルリン、ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤー、モナ・アワド、ロバート・クーヴァー、アルフィアン・サアット、ジェスミン・ウォード、トニ・モリスン、チャック・パラニューク、モニク・トゥルン、コルソン・ホワイトヘッド、ローレン・グロフ、ハニャ・ヤナギハラ、カルメン・マリア・マチャド、ジーナ・アポストル、ブレット・イーストン・エリス、ピーター・オーナー、パトリック・デウィット、ジェイク・スキーツ、シェリー・ディマライン、シークリット・ヌーネス、ロクサーヌ・ゲイ、多和田葉子、ミチコ・カクタニ、ポール・ベイティ、ショーン・ペン、ルイーズ・グリュックほか <登場する作品>  『アメリカン・サイコ』『ハミルトン』『サブリナ』『ファイト・クラブ2』『フライデー・ブラック』『歌え、葬られぬ者たちよ、歌え』『ビラヴド』『ゲド戦記』(ル=グウィン遺稿)『マレー素描集』『友だち』『マギー・ブラウンその他の人々』『ポイント・オメガ』『ハックルベリー・フィンの冒けん』『シスターズ・ブラザーズ』『掃除婦のための手引き書』『セルアウト』『ブラッグズヴィルにようこそ』『見えない人間』『彼女の体とその他の断片』『スピン』『サウスパーク』『13の理由』『デトロイト ビカム ヒューマン』ほか 【目次】 はじめに(青木耕平) 執筆者紹介 CHAPTER 1 現代アメリカ文学のおもしろさ ひげを生やしたハックとトム──ロバート・クーヴァー『西部のハック』(里内克巳) 蚊が語るアフリカ100年の人間模様──ナムワリ・サーペル『オールド・ドリフト』(里内克巳) 竜の風と共に去りぬ──ル=グウィン遺稿『ゲド戦記』真の最終章「Firelight」を読む(青木耕平) 人はテロリストに生まれるのではない──カラン・マハジャン『小さな爆弾たちの連合』あるいは我らの時代(青木耕平) 取り残された人たちへの回路──ルシア・ベルリンの作品をめぐって(日野原慶) ルイーズ・グリュック──「わたし」と対峙する詩人(吉田恭子) CHAPTER 2 浮かび上がるアメリカ社会 “America” feat. Elvis Presley, 2018 Remix(藤井光) アウトソースされた苦しみ──ふたつの短編小説から(藤井光) 切り離されるもの──リン・マー『断絶』をめぐって(藤井光) スティル・ナンバー・ワン・アメリカン・サイコ──ブレット・イーストン・エリス、9年ぶりの帰還(青木耕平) ウェルカム・トゥー・(ポスト)エンパイア──B.E.エリス『ホワイト』part 2(青木耕平) 本日限定のセール──21世紀の暴力とゾンビ文化と翻訳と(藤井光) 『ビラヴド(愛されし者)』から『アンべリード(葬られぬ者)』へ──ジェスミン・ウォードとアメリカの10年(青木耕平) 文学を成功作と失敗作に分けてみよう──リチャード・グレイが提唱するフィクションの好ましきあり方(矢倉喬士) 分断されたアメリカにようこそ──T.ジェロニモ・ジョンソンの小説(里内克巳) CHAPTER 3 世界中を旅しながら  九龍に充実するオルタナティヴなリアル──香港バプテスト大学国際作家ワークショップ滞在記1(吉田恭子) 三首の女子がスペキュラティヴ・フィクションをスペキュレイトする──香港バプテスト大学国際作家ワークショップ滞在記2(吉田恭子) コルソン・ホワイトヘッドの基調講演中は日本庭園を回遊していました──ポートランドAWP19参戦記(吉田恭子) 哲学者と文学者を同じ部屋に2日間閉じ込めてみた──ラトガース大学翻訳ワークショップ報告(吉田恭子) CHAPTER 4 魅力的な作家たち  居心地のわるい読書──ハニャ・ヤナギハラ『あるささやかな人生』(加藤有佳織)  こわかわいい創造の物語──モナ・アワド『バニー』(加藤有佳織) 3日目のアザの色みたいにきれいだ──パトリック・デウィットによる4つの小説(加藤有佳織) オレンジのブックリスト──ジェイク・スキーツの詩集とシェリー・ディマラインの小説(加藤有佳織) ともだちのともだち──ジェニファー・クレイグ『ポット始めました』とシークリット・ヌーネス『友だち』(加藤有佳織) 「素描」を書く者、「素描」を読む者(藤井光) 「生き延びる」とは何か、「俺たち」とは誰か(藤井光) 残像に目移りを──ドン・デリーロ『ポイント・オメガ』におけるスローモーションの技法(矢倉喬士) 孤独な人のための文学──ピーター・オーナーのささやかな世界(里内克巳) CHAPTER 5 フェミニズムとアメリカ文学  #MeToo時代のクリエイティヴ・ライティング(吉田恭子) ダメ男のレガシーを語る女たち──パートI:アレグザンダー・ハミルトンの場合(吉田恭子) ダメ男のレガシーを語る女たち──パートII: ラフカディオ・ハーンの場合(吉田恭子) ゆがんだカラダ、ひびく声──カルメン・マリア・マチャドの小説(日野原慶) ショーン・ペンよ、ペンを置け──“史上最悪”のデビュー作『何でも屋のボブ・ハニー』(青木耕平) ガールズ・パワーからホラーへ──クリステン・ルーペニアンによるポスト・トゥルース時代の小説戦略(矢倉喬士) 本でできた虹の彼方へ──レインボー・ブックリスト(佐々木楓) 文学の不気味の谷を越えて──メレディス・ルッソの『イフ・アイ・ワズ・ユア・ガール』(佐々木楓) CHAPTER 6 FATをめぐるものがたり  FATをめぐるものがたり(1)──『ダイエットランド』と、あるひとつの解放宣言(日野原慶)  FATをめぐるものがたり(2)──ふとっていることの語源学(エティモロジー)と物語学(ナラトロジー)(日野原慶) FATをめぐるものがたり(3)──『飢える私』と「残酷な」世界(日野原慶) FATをめぐるものがたり(4)──『ミドルスタイン一家』と『ビッグ・ブラザー』における家族と身体(日野原慶)  CHAPTER 7 文学は文字だけではない  文字は文字ではいられない──英語授業でグラフィック・ノベルを教える(矢倉喬士) 君、バズりたまふことなかれ──沈黙を取り戻すグラフィック・ノベル『サブリナ』(矢倉喬士) スケートリンクから宇宙の果てへ──ティリー・ウォルデン『スピン』『陽光に乗って』(里内克巳) あ・・・・・・ありのまま今起こったことを話すぜ!──ドラマ『13の理由』シーズン3で人は誰しも被害者と加害者の側面を持つという作風への批判が相次いだかと思ったら、いつのまにかオルタナ右翼が映画『パシフィック・リム』を理想的な世界とみなしている事実に気づかされていた(矢倉喬士) ソーシャル・ネットワークと文学──アダム・ジョンソン『フォーチュン・スマイルズ』/「ニルヴァーナ」(日野原慶) タイラー・ダーデンふたたび、みたび──『ファイト・クラブ2』そして『ファイト・クラブ3』(青木耕平) トランプのいない世界の風刺──『サウスパーク』の受難(青木耕平) お目醒めはほどほどに──『デトロイト ビカム ヒューマン』における保守的ジェンダー観と人種表象について(矢倉喬士) CHAPTER 8 翻訳とは何か?  英語を壊すお・も・て・な・し──多和田葉子の『献灯使』とマーガレット満谷の『The Emissary』の翻訳術(矢倉喬士) 柴田さんと村岡さん──『ハックルベリー・フィンの冒けん』の新しさ(里内克巳) 詩人のように翻訳し、翻訳者のように創作せよ──パートI:翻訳とアイスランド語の未来(吉田恭子) 詩人のように翻訳し、翻訳者のように創作せよ──パートII:アメリカ手話の翻訳詩を「読んで」みる(吉田恭子) COLUMN  文学の現場はどこにあるのか──イギリスからみた文学創作(吉田恭子) 座談会「正しさの時代の文学はどうなるか?」 加藤有佳織×柴田元幸×藤井光×矢倉喬士×吉田恭子 あとがき  おわりに(矢倉喬士)  【著者プロフィール】 青木耕平(あおき・こうへい) 1984年生まれ。出版社勤務を経て、一橋大学大学院に進学、1990年代のアメリカ小説/文化を研究する。現在、東京都立大学・武蔵野美術大学非常勤講師。主な論考に「アメリカの裏切り者」(「アステイオン」93号)、「神話を書き換え、高く翔べ──ジェスミン・ウォードとアメリカの十年」(『歌え、葬られぬ者たちよ、歌え』付属解説)、「『ビラヴド』と、その時代」(「ユリイカ」2019年9月号)。 加藤有佳織(かとう・ゆかり) 慶應義塾大学文学部助教。アメリカやカナダの文学、世界各地のカッパ(的な存在)に関心がある。翻訳にトミー・オレンジ『ゼアゼア』(五月書房新社、2020年、近刊)。 里内克巳(さとうち・かつみ) 大阪大学言語文化研究科に勤める。著作は『多文化アメリカの萌芽』(彩流社、2017年、単著)、マーク・トウェイン『それはどっちだったか』(彩流社、2015年、翻訳)、『〈連載版〉マーク・トウェイン自伝』(彩流社、2020年、翻訳)、『バラク・オバマの言葉と文学』(彩流社、2011年、編著)など。 佐々木楓(ささき・かえで) 関西大学他非常勤講師。セクシュアルマイノリティとされる人たちの小説や映画を中心に、個人と社会の性のあり方について研究中。  日野原慶(ひのはら・けい) 大東文化大学にてアメリカ文学を研究。特に現代のアメリカ小説を対象にエコクリティシズムと呼ばれる環境に焦点を当てた文学批評をおこなっている。ごく最近のアメリカ小説などにも関心をひろげ研究対象としている。 藤井光(ふじい・ひかる) 1980年大阪生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士課程修了。同志社大学文学部英文学科教授。主要訳書にD・ジョンソン『煙の樹』、S・プラセンシア『紙の民』、R・カリー・ジュニア『神は死んだ』、H・ブラーシム『死体展覧会』、M・ペンコフ『西欧の東』(以上、白水社)、D・アラルコン『ロスト・シティ・レディオ』、T・オブレヒト『タイガーズ・ワイフ』、S・フリード『大いなる不満』、A・ドーア『すべての見えない光』(第3回日本翻訳大賞受賞)、R・マカーイ『戦時の音楽』(以上、新潮社)、N・ドルナソ『サブリナ』(早川書房)など。 矢倉喬士(やぐら・たかし) 西南学院大学で現代アメリカ文学を研究。ドン・デリーロの作品を中心的に扱った博士論文を執筆後、小説、映画、グラフィック・ノベル、ドラマなどを対象に現代アメリカを多角的に考察している。ドン・デリーロ『アンダーワールド』論で2015年度日本アメリカ文学会関西支部奨励賞受賞。翻訳にタナハシ・コーツ『僕の大統領は黒人だった』(慶應義塾大学出版、2020年、池田年穂・長岡真吾との共訳)がある。 吉田恭子(よしだ・きょうこ) 1969年福岡県生まれ。立命館大学教授。英語で小説を書く傍ら、英語小説を日本語に、日本の現代詩や戯曲を英語に翻訳している。短編集『Disorientalism』(Vagabond Press、2014年)、翻訳にデイヴ・エガーズ『ザ・サークル』(早川書房、2014年)、『王様のためのホログラム』(早川書房、2016年)、野村喜和夫『Spectacle & Pigsty』(OmniDawn、2011年、Forrest Ganderとの共訳)など。 (出版元より) 発売日:2020.12.24 出版社:書肆侃侃房 判型:A5判 ページ数:376

  • ギンガムチェックと塩漬けライム (著 鴻巣 友季子)

    ¥1,980

    小説の読み解き方がわかる。知ってるつもりだったあの名作の、新たな顔が見えてくる! 『嵐が丘』は、相続制度と法律知識を駆使した「不動産小説」だった? アトウッドの『侍女の物語』は現代アメリカがモデル? 不朽の青春小説『ライ麦畑でつかまえて』は、太宰の『人間失格』に似ている? これからのポストヒューマン時代に必読の作家、カズオ・イシグロー 当代一の翻訳家・文芸評論家である著者が、誰もが知る名著を全く新しい切り口で解説し、小説のあじわい方を指南する大人向けブックガイド。 あの名作の知られざる“顔”が見えてくる! 誰もが一度はふれたことのある古典的名著から、今こそ読むべき現代作家の“問題作”まで。 著者の翻訳家としての歩みのなかで、思い出深い作品、折にふれて読み返す、大切な名著たちをここに紹介。 翻訳者ならではの原文(英語)の読み解きや、作品理解の深まる英語トリビアがちりばめられていますので、翻訳家志望の方や、英語学習者も楽しめます。 ● 鴻巣 友季子 1963年東京都生まれ。翻訳家、文芸評論家。主な訳書に『風と共に去りぬ』『嵐が丘』『灯台へ』(新潮文庫)、『恥辱』(早川書房)ほか。主な著書に『文学は予言する』(新潮選書)、『翻訳教室 はじめの一歩』(ちくま文庫)ほか。

  • 私が私らしく死ぬために 自分のお葬式ハンドブック(野口理恵)

    ¥1,430

    最新の遺体処理から安楽死まで。 あなたは、いつ、どこで死ぬでしょう。 よりよく生きるために知っておきたい「死ぬ」ということ。 一章 死ぬ直前のこと 二章 死んだあと、すぐのこと 三章 私らしく死んでいった人たち 四章 明日も前向きに生きるために 死ぬときの呼吸のこと、食事のこと。宗教のこと、費用のこと、お墓のこと。 うんざりするような「決まりごと」と、これからの私たちのこと。 たくさんの事例を紹介しながら綴るルポルタージュ。 (出版元より) 発売日:2025.3.10 出版社:rn press サイズ:縦17.3 × 横10.4 ページ数:93

  • スペクテイター53号 特集「1976 サブカルチャー大爆発」

    ¥1,100

    「政治の季節」と呼ばれる1960年代と、バブル経済へ突入していった1980年代に挟まれて、まるでなにも起こらなかったかのように思われがちな、1970年代。 ところが、大人たちの目の届かない若者たちの世界では、文化的ビッグバンと呼ぶべき重要な出来事が起きていた。 オカルト、アニメ、パンク、自己教育…。 4つのサブカルチャー誕生の瞬間に立ち会ったリトルマガジン関係者の証言や論考を通じて、1976年に起こったサブカルチャー大爆発の真相に迫る。 目次 PLAY BACK 1976 作画 関根美有 クロニクルズ 70年代の主な出来事 論考 アナザー・スピリッツ・オブ・76 〝76年精神〟とはなにか 文 宇田川岳夫 インタビュー① 氷川竜介氏(アニメ・特撮評論)に聞く 『宇宙戦艦ヤマト』とファンダム形成史 取材・構成 鴇田義晴 インタビュー② 武田崇元氏(八幡書店社主)に聞く 『地球ロマン』とジャパニーズ・オカルト再発見 取材・構成 宇田川岳夫 NIPPON 70S 写真 児玉房子 寄稿① 『ロック・マガジン』にみるパンクの日本上陸 文 東瀬戸悟 写真提供 阿木譲アーカイブ 開田裕治 寄稿② 自己教育の教科書として創刊された『別冊宝島』 文 長沼行太郎 まんが 「夜の魂」 作 まどの一哉 はみだし偉人伝 その4 水谷孝 裸のラリーズと「死」 文 横戸茂 写真 中藤毅彦 (版元より) 発売日:2024.8.30 出版社:エディトリアル・デパートメント サイズ:B5変型 ページ数:184 ============================= ひとつのテーマを深く掘り下げ、日常に新たな知識・視点を与えてくれるバイアニュアルマガジン”SPECTATOR”。 53号は「1976 サブカルチャー大特集」と題し、日本のサブカルチャー史における「1976」に焦点を当て、現代の我々を取り巻く文化の出発点を考察。 1976といえばやはりパンク誕生の年という印象が強くありますが、音楽に限らず、さまざまな分野において変革が起きていたということ。 2020年代の現代に目を向けると、高度に発達した科学技術が文化面にも大きな影響・変化をもたらしつつあります。 サブカルチャーは社会の姿を映す鏡であり、1976年という激動の時代を追った本書から得られるものは多いはず。

  • スペクテイター 52号 「特集 文化戦争」

    ¥1,100

    人種差別、ジェンダー平等、同性婚などの課題をめぐって議論が沸騰し、ときには激しい争いにまで発展することもある現代社会。 自分とは異なる立場や価値観をもつ相手を攻撃しあう〝文化戦争〟とも呼ばれるこの状況は、いつ頃から、どのようにして始まったのか?  私たちは、いったい誰と、何をめぐって争っているのか?   社会の二極化がすすむ理由や、ポリティカル・コレクトネス、キャンセル・カルチャー、WOKEなどの新語の背景、保守・リベラルといった政治思想の対立軸のしくみを探ります。 目次 イントロダクション “文化戦争用語”の基礎知識 まんが Riots IN USA アメリカの大学に台頭する息苦しい現実 作画 芳川ミコ  原作 赤田祐一(編集部) 論考 PC論争と文化戦争 文 高階悟 リベラルと保守のちがいがわかる政治思想入門 構成・文 桜井通開 図説  ひとめでわかるリベラルと保守のちがい 本テキスト提供 河野博子  画 藤本和也 インタビュー サミー前田氏に聞く 三多摩に流れついた日本のロック 取材・構成 編集部 まんが リベラルと保守──アメリカ政治の50年 作画 関根美有  原作 赤田祐一(編集部) ブックガイド アメリカ政治思想の現在を理解するための読書案内 選書・文 桜井通開 漫画評論 WAKE UP! ふくしま劇画にウォークネスを発見せよ 文 宇多川岳夫  図版協力 ふくしま政美 アメリカ政治思想史研究者・井上弘貴さんに聞く 日本人が知らないアメリカ保守 取材・構成 鴇田義晴 ジャーナリスト・河野博子さんに聞く “文化戦争”の起源と根底にあるもの 取材・構成 赤田祐一(編集部) (版元より) 発売日:2023.12.30 出版社:エディトリアル・デパートメント サイズ:B5変型 ページ数:176 ============================ ひとつのテーマを深く掘り下げ、日常に新たな知識・視点を与えてくれるバイアニュアルマガジン”SPECTATOR”。 52号は「文化戦争」と呼ばれる、昨今の政治的思想や価値観に基づく人々の衝突に焦点を当て、その起源や用語の定義を時折漫画も交えて、丁寧に解説。 ここ10年くらい、二元論的に社会が語られることが増え、党派間の分断の溝も深まり続けているように思えます。 本書は「保守」「リベラル」のような基本的な概念から、現代アメリカにおける政治思想の動向、文化戦争についてのブックガイドなど、流動的で変容し続ける情報社会の中で一度足を止め、その様相について見つめ直すことのできる内容となっています。

  • スペクテイター 51号 「特集 自己啓発のひみつ」

    ¥1,320

    「この本を読めば、あなたの人生が変わります」 そんな甘いことばで誘い、心を惑わす、自己啓発系コンテンツ。 自分とは無縁だと思っていてもSNSやアプリを介して届けられ、いつのまにか〝自分みがき〟をさせられていたりするから、やっかいだ。 自己啓発の文化は社会にも深く浸透している。自助、教養、自己肯定感、ポジティブシンキング…。 これらの成長や改善を促す言説は、いつ、どのようにして根づいたのか?  ルーツを辿ってみると、そのタネは明治の頃に早くも蒔かれていたことが…。 経済低成長時代に入り、よりいっそうの努力や向上が求められる社会のなかで、ひとり迷子にならないために、いま知っておきたい自己啓発のひみつ。 目次 まんが 自己啓発って何だろう? 哲学者エマソンからカーネギー『人を動かす』まで。自己啓発の文化史をストーリーまんが仕立てで 作画 関根美有  原作 赤田祐一(編集部) インタビュー 真鍋厚「自己啓発が流行りつづける背景」  アップルウォッチ、マインドフルネス、推しカルチャーなど、デジタル周辺の自己啓発文化を語る 取材・構成 鴇田義晴 インタビュー  大澤絢子「日本・修養・自己啓発」 『「修養」の日本近代 自分磨きの150年をたどる』(NHK出版)をもとに「修養」と「自己啓発」の関係について聞く 取材・構成 横戸 茂 インタビュー 斎藤直子「眼ざめよ! エマソン」 『自分を変えるということ アメリカの偉大なる哲学者エマソンからの伝言』(幻冬舎)をもとに「北米の自己啓発の起源」について聞く 取材・構成 赤田祐一(編集部) ブックレビュー 自己啓発書まとめて読んでみた サミュエル・スマイルズ『自助論』から、堀江貴文『多動力』まで。新旧取り交ぜた啓発書30冊を解説 選書・執筆 桜井通開 イラストレーション ぱやの 論考 自己啓発のパラドックス 自己啓発がはらむ問題性の指摘と、社会全体でどう対処していけばよいか。『思考のための文章読本』(ちくま学芸文庫)著者による提言集 文 花村太郎 イラストレーション 芳川ミコ (版元より) 発売日:2023.3.20 出版社:エディトリアル・デパートメント サイズ:B5変型 ページ数:176 ============================ ひとつのテーマを深く掘り下げ、日常に新たな知識・視点を与えてくれるバイアニュアルマガジン”SPECTATOR”。 51号は「自己啓発のひみつ」と題し、世間一般に広く受容され、社会に深く浸透する「自己啓発コンテンツ」に焦点を当てています。 大型本屋さんの売上ランキングの棚など、高確率で自己啓発的な書籍がランキング入りしているのをよく見かけます。 (私も「人とうまく話せる方法」みたいな本を何度か手にしたことがあります) 本書はその起源の解説から、実際に自己啓発本を読んだブックレビュー(福沢諭吉まで遡って)、自己啓発カルチャーが浸透する時代背景の解説など、現代社会に生きる人々から求められる「幸福」の形について考えさせれる内容となっています。

  • 韓国グラフィックデザイナーの仕事と環境 (著 後藤哲也)

    ¥3,300

    SOLD OUT

    K-POP、独立系出版、フェミニズムなど韓国の社会や文化を動かすグラフィックデザインの現在形を紹介。 その実践の背景にある考え方や状況に迫る。『K-GRAPHIC INDEX』の姉妹編。 第1章 Art of Pop Culture / 現代韓国を彩るポップカルチャーの表と裏 SPARKS EDITION/GAGARIN/PADOSTUFF/Gu/Helicopter Records/Bowyer/Bae Minkee/なぜハングルを使うのか?: K-POPにおける多層的で独特なデザインの可能性/K-POPデザインの表と裏: PRESS ROOM + MHTL + SUUUB SERVICE鼎談 第2章 ポスト・トゥルース時代の本とデザイナー SUPERSALADSTUFF/donshinsa/withtext/Aprilsnow/front-door/workroomとworkroom press: 美術から始まりファッションにいたるまで/YOUR-MINDとUnlimited Edition: ソウルにおける独立系出版とブックフェアの展開/propaganda pressとGunsan Book Fair: クンサンにおける地方出版とブックフェアの挑戦/クィアコミュニティと出版: 潟見 陽(loneliness books)に聞く韓国のデザイナーたちとの連帯 第3章 デザイナーを取り巻く課題と未来をつくる活動 Scenery of Today/Good Question/studio161 design unit/Stuckyi studio/Park Eerang/Park Yeounjoo / Hezuk Press/Min Guhong Manufacturing/この混乱を直視せよ: フェミニストデザイナーソーシャルクラブを通じて再び出会った世界/差別のないデザイン: イ・ジェヨン(6699press)インタビュー/いま、グラフィックデザインを学ぶということ: ソウル市立大学校と桂園芸術大学校の事例/TWという学生サークル、そしてその後: 2008年から現在までのメンバーの活動について ●後藤 哲也 デザイナー/キュレーター/エディター。大阪を拠点にグラフィックデザインの実践と研究を行う。 著書に『C-GRAPHIC INDEX』『K-GRAPHIC INDEX』(グラフィック社)、『YELLOW PAGES』(誠文堂新光社)がある。 主な展覧会企画に「ddd DATABASE 1991-2022」(京都dddギャラリー、2022)、 「もじ イメージ Graphic 展」(21_21 DESIGN SIGHT、2023)など。近畿大学文芸学部文化デザイン学科教授。 (版元より) 発売日:2025.3.10 出版社:グラフィック社 判型:B5変型判 (縦250mm 横180mm 厚さ18mm) ページ数:248

  • 「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。 (著 小川たまか)

    ¥924

    「わたし」を奪われずに生きるために。 性暴力被害、ジェンダー格差、年齢差別、#MeToo……    社会から軽く扱われてきた暴力に声を上げ続けた記録。 文庫版新章「自由のほうへ行くために」を増補! 社会から隠されてきた小さな声を丹念に取材し続ける著者が、わたしたちに降りかかる「らしさ」の呪いを断ち切り、生きづらさを理解するための新たな補助線を書き加えていく。 性暴力被害やハラスメント、痴漢犯罪、#MeToo、2017年と2023年に行われた性犯罪刑法改正──。 この不合理な世界で闘うあなたを決してひとりにしない、レジスタンス・エッセイ。 新章「自由のほうへ行くために」を増補。 この社会を見る角度や場所を変えなければいけない。 その周辺で何が起きているか見つめなければいけない。 ――(本文より) ●小川 たまか (おがわ・たまか):1980年東京生まれ。大学院卒業後、2008年に共同経営者と編集プロダクションを起ち上げ取締役を務めたのち、2018年からフリーライターに。Yahoo!ニュース個人「小川たまかのたまたま生きてる」などで、性暴力に関する問題を取材・執筆。著書に『告発と呼ばれるものの周辺で』(亜紀書房)、『たまたま生まれてフィメール』(平凡社)、共著に『わたしは黙らない──性暴力をなくす30の視点』(合同出版)がある。エトセトラ特集号「ジェンダーと刑法のささやかな七年」(etc.books)では責任編集をつとめる。 (版元より) 発売日: 2025.3.12 出版社:筑摩書房 判型:文庫版 ページ数:256

  • シブいビル (著 鈴木伸子 / 写真 白川青史)

    ¥990

    SOLD OUT

    一九六四年東京オリンピック前後に建設された、昭和の香りただよう「シブビル」。 昔ながらの喫茶店、象が下りた階段、都心にひっそりとある屋上庭園…… その魅力と価値を豊富な写真とともに紹介。 ◆もくじ◆ はじめに 日本橋 日本橋髙島屋 増築部分 日本橋 柳屋ビルディング 有楽町 東京交通会館 新橋  新橋駅前ビル 新橋  ニュー新橋ビル 丸の内 新東京ビル 丸の内 国際ビル 銀座  静岡新聞・静岡放送東京支社ビル コラム 1957年の有楽町 読売会館と東京都庁 永田町 国立国会図書館東京本館 永田町 ホテルニューオータニ 竹橋  パレスサイドビル 新宿  紀伊國屋ビル 目黒  目黒区総合庁舎 池袋  ロサ会館 中野  中野ブロードウェイ コラム 1960年代のデパート建築 [失われたシブいビル] 銀座  ソニービル 有楽町 有楽町ビル・新有楽町ビル 赤坂  三会堂ビル 赤坂  コマツビル 虎ノ門 ホテルオークラ東京 別館 あとがき ーー ●鈴木 伸子 (スズキ ノブコ) 東京生まれ。東京女子大学卒業後、2010年まで雑誌「東京人」編集部に勤務。退社後、都市、建築、鉄道、町歩きなどをテーマに執筆活動を行う。著書に『大人の東京散歩「昭和」を探して』『シブいビル』など多数。 (版元より) 発売日:2024.6.6 出版社:河出書房新社 判型:文庫判 ページ数:184

  • レトロ家電デザイン (著 ジェロ・ジーレンス)

    ¥2,640

    著者はオランダのレトロ・ガジェット収集家。 そのコレクションを基にした、1960~80年代の優れたデザインの家電製品を紹介する本。 コーヒーミルや電動ナイフなどの台所用品、ドライヤーやシェーバーなどの洗面所用品を主に掲載しており、冷蔵庫など大物は扱わない。 また、ヨーロッパのコレクターらしくヨーロッパの企業の製品が多く、アメリカの製品はあまり見られない。 製品の発売年順に並べられており、フィリップスやナショナルなど、主要メーカーについてのコラム的な記事が所々に挿入されている。 ●ジェロ・ジーレンス オランダのヴィンテージコレクターとして、家庭向け電気製品や電子ゲーム機を収集。1200箱を越える小型家電のコレクションがある。 オンライン広告やウェブサイトを制作するデザイナーとしても、25年間活動を継続。 最初の書籍として、1970~80年代の携帯型や据え置き型のゲーム機などを取り上げた、『Electronic Plastic(エレクトロニック・プラスチック)(gestalten社刊行)がある。 (版元より) 発売日:2022.8.8 出版社:グラフィック社 判型:B5変形 (19.1 x 2.3 x 23.5 cm) ページ数:256

  • ウォンバットのうんちはなぜ、四角いのか? (著 高野光太郎)

    ¥1,760

    話題の「謎のモフモフ動物」の生態が明らかに! 本邦初! オーストラリアにすむ、可愛すぎる謎のモフモフ動物「ウォンバット」の秘密と魅力を、日本で一番詳しい研究者が徹底紹介! 足:速い!時速40kmで走る。 お尻:めっちゃ硬い。これで肉食獣を撃退! 魅力:とにかく可愛い。 ある日は泥んこになりながらウォンバットを追いかけ、またある日は複数のウォンバットを一度に抱っこし、そしてある日は病気に罹ったウォンバットを治療する。 高校卒業後、すぐにオーストラリアの大自然へ旅立った「ウォンバットまみれ」の日々を過ごす著者とともに森や草原を探索する「紙上フィールドワーク」! ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【目次】 旅のはじめに—―フィールドワークから はじめに ・いざ! オーストラリアの森林へ!—―秘密のウォンバット 第1章:さらば故郷。少年はオーストラリア大陸を目指す 第2章:留学生活は甘くない? —―タスマニア大学理学部動物学科、奮闘の日々 [コラム]異文化交流あるある 第3章:ウォンバットのうんちはなぜ、四角いのか? ・3種のウォンバット ・ウォンバットを苦しめる恐怖の感染症との戦い ・希望の光 ・サイン ・分子生物学(ミクロ)の世界へ。 ・ウォンバット研究者、再びフィールドへ ・「ウォンバットを守りたい!」その強い想いが裏目に…… [コラム]:海外での研究室あるある 第4章:驚き! オーストラリアの動物たち ・コアラ ・カモノハシとハリモグラ ・タスマニアデビル ・タスマニアタイガー 第5章:野生を守る ・失われていく自然。その先に待ち受けるもの おわりに 参考文献 ●高野光太郎(たかの・こうたろう) ウォンバットを愛し、またウォンバットに愛されたウォンバット研究者。愛知県出身。2012年に日本の高校を卒業後、タスマニア大学理学部動物学科・同大学院生物化学修士課程修了。メルボルンでの就労経験を経て、現在はサンシャインコースト大学健康・行動科学部でさらなるウォンバットの研究に携わる。 (版元より) 発売日:2022.10.25 出版社:晶文社 判型:四六判 ページ数:240

  • 普通の奴らは皆殺し (著 アンジェラ ネイグル / 訳 大橋完太郎 / 監修 清義明)

    ¥2,420

    SOLD OUT

    なぜリベラルは敗北するのか? なぜトランプは大統領になれるのか? オルタナ右翼はリベラルが生み出したモンスターである。 マーク・フィッシャーに並ぶ論客による、オルタナ右翼・トランプ主義者研究の最重要書 本書は、2010年代初頭に起こったインターネット文化戦争を忠実に記録し、それが2016年のドナルド・トランプ大統領誕生に大きな役割を果たした「オルタナ右翼」となって発展する道行きをマッピングする。 オルタナ右翼の特徴が、60年代カウンターカルチャーに由来する「侵犯的な反道徳スタイル」だとしたら? 本来リベラルであったインターネットのサブカルチャーは、どのように右傾化し、メインストリームを征服していったのか? 「中流階級が自己懲罰として自らを鞭打ち、それが危険な荒波となってリベラル左派を飲み込み、道を見失わせる。アンジェラ・ネイグルはそのなかで、灯台守となってわたしたちに出口を示す。彼女の分析は容赦ないが、決して残酷ではない。疎外と敗北に慣れすぎた多くの左派とは異なり、ますます残酷になる世界を変える唯一の方法として政治を信じている。彼女はわたしが待ち望んでいた作家であり社会評論家だ」――コナー・キルパトリック「ジャコバン・マガジン」 「ネイグルは世界でもっとも輝かしい光のひとりであり、知的同調からの独立を宣言した新世代の左翼作家・思想家である」――キャサリン・リュー(作家・アメリカ文化理論家) 「わたしたちの時代の混沌のただなかで、頼るべき人としてアンジェラ・ネイグルのような聡明で恐れ知らずの批評家がいることは救いになる。彼女は右翼のサブカルチャーの出現とその重要性を適切に説明することができないリベラルの陳腐な教義で我慢することを好まず、インターネットの洞窟のもっとも汚れた場所まで降りて、鋭く冷静な分析をわたしたちに与えようとする唯一の存在だ」――アンバー・アリー・フロスト「チャポ・トラップ・ハウス」 「アンジェラ・ネイグルは、有害なレイシズムとミソジニーが先端的なカウンターカルチャーのパッケージとして現れたとき、それに対してダブルスタンダードを用いることを一貫して拒否した、数少ない書き手のひとりである。本書は、ウェブ上のニヒリズムとファシズムがもつ新しい一面に関する見事な解説であり、この新しいニヒリズムとファシズムは、もはや「(笑)」をつけておけばよいのだと言って逃げることはできない」――デイビッド・ゴロンビア(『ビットコインのポリティクス:過激な右翼としてのソフトウェア』著者) 本書は、アメリカのオルタナ右翼がどのように誕生し、メインストリームへと勢力を拡大し、2016年のドナルド・トランプ大統領誕生に大きな影響を与えたかを研究した書籍です。 オルタナ右翼の誕生には、いわゆるリベラル(左派)が大きく関与していました。 日本においても、状況は同じです。 オルタナ右翼を正しく理解しないことには、リベラルの敗北はこれからも続きます。 そういった問題意識から、本書の翻訳刊行を決めました。 ●アンジェラ・ネイグル 1984年、アメリカ・テキサス州生まれ、アイルランド・ダブリン在住の作家・社会評論家。オルタナ右翼の専門家として「ニューヨーカー」「バッフラー」「ジャコバン」「アイリッシュ・タイムズ」ほか多くの雑誌に寄稿している。反フェミニストのオンライン・サブカルチャーに関する研究で博士号を取得。2017年に刊行した『KILL ALL NORMIES』は、白人至上主義のオルタナ右翼の起源に迫るドキュメンタリー『Trumpland: Kill All Normies』の原作となった。著書に『緊縮財政下のアイルランド 新自由主義の危機と解決策』 (コリン・コールターとの共著)など。 ●大橋完太郎 (オオハシ カンタロウ) 1973年生まれ。神戸大学大学院人文学研究科教授。専門は近現代フランス思想、表象文化論、芸術哲学。著書に『ディドロの唯物論』(2011年、法政大学出版局)。訳書にマーク・フィッシャー『ポスト資本主義の欲望』(2022年、左右社)、リー・マッキンタイア『ポストトゥルース』(2020年、監訳、人文書院)など。 ●清義明 1967年、神奈川県横須賀市出身。ライター、ジャーナリスト。株式会社オン・ザ・コーナー代表。著書に『サッカーと愛国』(2016年、ミズノスポーツライター賞優秀賞受賞)、『2ちゃん化する世界ー匿名掲示板文化と社会運動』(2023年、共著)、『コンスピリチュアリティ入門: スピリチュアルな人は陰謀論を信じやすいか』(2023年、共著)など。 (版元より) 発売日:2025.1.17 出版社:Type Slowly 判型:新書版 ページ数:240

  • ガザ 欄外の声を求めて (著 ジョー・サッコ / 訳 早尾貴紀)

    ¥2,530

    コミックのアカデミー賞「アイズナー賞」受賞作品 世界屈指の風刺漫画家による芸術的ジャーナリズム 「人間」を問う、小さき声。 1956年、ハーンユーニスで275人、ラファハで111人のパレスチナ人がイスラエル兵に射殺された。 無数の公文書の奥に埋もれた凄惨な大虐殺事件に着目したコミック・ジャーナリストが、徹底的な独自調査により、ガザ地区の過去と現在、悲劇の本質を浮かび上がらせる。 [FOOTNOTE=挿話・脚註] 漫画で学ぶパレスチナ/イスラエル問題 「ジョー・サッコの素晴らしくも痛ましい戦争ルポルタージュは説得力がある。一冊の本が私たちの人生にとっていかに重要かを教えてくれる」――「ニューヨーク・タイムズ」 「サッコの仕事にはほとんど前例がない。唯一無二の存在だ」――「ニューヨーク・レヴュー・オブ・ブックス」 「現代史を記録するシーケンシャル・アートの妥当性を世界に宣言する説得力のある傑作」――「ワシントン・ポスト」 「絶望的な状況に追い込まれた民衆を描いた、時代を超越する肖像。これまでにないジャンル。コミックス形式のジャーナリズムにおける天才的な作品」――「ロサンジェルス・タイムズ」 日々めまぐるしく動く状況を正しく知るためには、歴史に立ちかえる必要があると考えます。 パレスチナ/イスラエル問題を知る一助となればと思います。 コミックなので入門書としても最適です。いそっぷ社から刊行されている『パレスチナ』(ジョー・サッコ著)、青土社から出ている『ホロコーストからガザへ』『なぜガザなのか』(サラ・ロイ)と併せてお読みいただけたら嬉しいです。 ●ジョー・サッコ 1960年、マルタ島生まれ。コミック・ジャーナリスト。戦争ルポルタージュ漫画の作家、芸術家として広く認められており、「ディテールズ」、「ニューヨーク・タイムズ」、「タイム」、「ハーパー」など各誌に漫画によるリポートを発表してきた。著作は14か国語に翻訳されている。1991年から92年にかけて現地を取材して刊行したコミック『パレスチナ(Palestine)』[日本語訳は小野耕世訳、2007年/特別増補版、2023年]はアメリカン・ブック賞を受賞し、ボスニア紛争をテーマにした『安全地帯ゴラジュデ(Safe Area Goražde)』[未邦訳]はアイズナー賞を受賞した。また同書は2000年に「ニューヨーク・タイムズ」の注目書籍、「タイム」誌のベスト・コミックに挙げられた。2009年に刊行された本書『FOOTNOTES IN GAZA』はアイズナー賞ほか、アングレーム国際漫画祭・世界観賞、ライデンアワー・ブック賞、オレゴン・ブック賞などを受賞。2023年、マルタ大学より文学博士号を授与された。現在、オレゴン州ポートランド在住。 ●早尾貴紀 1973年生まれ、東京経済大学教員。パレスチナ/イスラエル研究、社会思想史研究。ヘブライ大学客員研究員として2002-04年(第二次インティファーダ期)に東エルサレム在住、その間に西岸地区、ガザ地区、イスラエル国内でフィールドワーク。著書に『パレスチナ/イスラエル論』、『ユダヤとイスラエルのあいだ』など、訳書に『パレスチナの民族浄化』イラン・パペ(田浪亜央江との共訳)『ホロコーストからガザへ』サラ・ロイ(岡真理、小田切拓との共訳)などがある。 (版元より) 発売日:2024.10.3 出版社:Type Slowly 判型:B5変形判 (縦242mm 横182mm 厚さ27mm) ページ数:432

  • 呪いの言葉の解き方 (上西充子)

    ¥1,760

    SOLD OUT

    「文句を言うな」 「君だって一員なんだから」 「嫌なら辞めちゃえば?」 「母親なんだからしっかり」…… 政権の欺瞞から日常のハラスメント問題まで、隠された「呪いの言葉」を2018年度新語・流行語大賞ノミネート「ご飯論法」や「国会PV(パブリックビューイング)」でも大注目の著者が「あっ、そうか!」になるまで徹底的に解く! 「私たちの思考と行動は、無意識のうちに「呪いの言葉」に縛られている。 そのことに気づき、意識的に「呪いの言葉」の呪縛の外に出よう。 思考の枠組みを縛ろうとする、そのような呪縛の外に出よう。のびやかに呼吸ができる場所に、たどりつこう。 ――それが、本書で伝えたいことだ。」(本文より) 【目次】 第1章:呪いの言葉に縛られない 1 嫌なら辞めればいいのだろうか 2 呪いの言葉の解きかた 第2章:労働をめぐる呪いの言葉 1 アルバイト学生の悩み 2 「カラスはやっぱり黒いです!」――『ダンダリン』 3 持ち込まれた分断――『サンドラの週末』 4 「だらだら残業」という呪い 第3章:ジェンダーをめぐる呪いの言葉 1 「妻」役割をめぐる葛藤――『しんきらり』 2 家事労働はなぜ無償か――『逃げるは恥だが役に立つ』 3 「母なるもの」が追い詰める 4 仕事の上では破綻は見せない――男性を縛る「呪い」 5 支援を受ける権利 6 私は黙らない 第4章:政治をめぐる呪いの言葉 1 原発事故後の情報過疎の中で 2 デモが変えるもの 3 政権との対峙 4 国会パブリックビューイング――可視化が持つ力 第5章:灯火の言葉 1 人を動かす言葉 2 相手と向き合う 3 仕事のうえでの言葉はリップサービスか 4 見つめた先に――『わたしは、ダニエル・ブレイク』 5 偽りの称賛とやりがい搾取 第6章:湧き水の言葉 1 視界が開けて、言葉が湧き出る 2 人生やり直しスイッチは、もう押さない――『カルテット』 あとがき 註一覧 付録 呪いの言葉の解きかた 文例集 ●上西充子(うえにし・みつこ) 1965年奈良県生まれ。東京大学大学院経済学研究科第二種博士課程単位取得中退。日本労働研究機構(現在の労働政策研究・研修機構)研究員を経て、2003年に転職。現在、法政大学キャリアデザイン学部教授、同大学院キャリアデザイン学研究科教授。2017年3月に衆議院厚生労働委員会にて、2018年2月と2019年2月に衆議院予算委員会にて、意見陳述(順に、求人トラブル問題、裁量労働瀬データ問題、統計不正問題)。2018年6月より、国会パブリックビューイング(@kokkaiPV)代表。著書に、『大学生のためのアルバイト・就活トラブルQ&A』(石田眞・浅倉むつ子との共著、2017年、旬報社)、監修に『10代からのワークルール』(2019年、旬報社)など。『Yahoo! ニュース 個人』や『ハーバー・ビジネス・オンライン』に「働き方改革」など時事問題を寄稿。 (版元より) 発売日: 2019.5.25 出版社:晶文社 判型:四六判 ページ数:284

  • 家父長制はいらない (編 仕事文脈編集部)

    ¥1,540

    [4.24 再入荷] 格差、差別、バッシング、家族、戸籍……色んなひとが困っているけど、これって全部同じ問題=家父長制なんじゃないか? さまざまな角度から「仕事」を考えるリトルマガジン『仕事文脈』。 近年掲載した記事の中からフェミニズム、ジェンダー、セクシュアリティにまつわる文章を再編集。 性差別的な問題の根幹にある、男性支配的な社会システムである家父長制を解体するための言葉を収録。 【目次】 1.ことば・表現  小さな言葉 小沼理  Shitが溢れるインターネット空間 濵田真里  空白のビルボードを見つめて  小林美香 2.カルチャー 「伝え方が悪かったかな、勘違いさせてごめん!」  ニイマリコ 「伝統」を解体する際に  小田原のどか  美術の場でセーファースペースをつくる  ケルベロス・セオリー 3.家族  文学の中の「オンナ・コドモ」ーあるいは家庭ーの領域の仕事  小川公代  シルバニアファミリーから考える  浪花朱音  結婚願望がゼロになるまで  笛美 4.社会・政治  政治家だけじゃない 私たちだって主役であるべき  和田靜香  その家父長制は誰のため?──マジョリティ男性に必要な学びとレジスタンス  清田隆之  安倍晋三という政治家が力を持った時代、女性や家族、性的マイノリティをめぐる政策はどう展開されたのか  山口智美 5.セックス  びわこんどーむくんがゆく。  清水美春  セックスワーク・イズ・ワークを拒むもの  戸田真琴 6.クィア  点が線になるまで、線が面になるまで  和田拓海  ひとりで生きたい  とりうみ  台湾のナイトクラブで婚姻平等を体験する  燈里  働きながら性別移行した私の経験  おいも (版元より) 発売日:2024.7.11 出版社:タバブックス 判型:B6版変型(173mm×123mm) ページ数:160 ================== リトルマガジン『仕事文脈』に掲載されたフェミニズム、ジェンダー、セクシュアリティにまつわる文章を再編集。 日本社会に残る「家父長制」を解体するための言葉を収録。 家父長的構造を可視化することで、その潜在性に気付かされる一冊。

  • 天災と国防 (著 寺田寅彦)

    ¥1,078

    標題作「天災と国防」ほか、自らの関東大震災経験を綴った「震災日記より」、デマに対する考察「流言蜚語」など、地震・津波・火災・噴火などについての論考やエッセイ全十二編を収録。 平時における備えと災害教育の必要性など、物理学者にして名随筆家ならではの議論はいまだに有効である。 天災について再考するための必読書。(解説・畑村洋太郎) 天災の被害を大きくするのは人災である 悪い年回りはむしろいつかは回って来るのが自然の鉄則であると覚悟を定めて、良い年回りの間に充分の用意をしておかなければならないということは、実に明白すぎるほど明白なことであるが、またこれほど万人がきれいに忘れがちなこともまれである。 「文明が進めば進むほど天然の暴威による災害がその劇烈の度を増す」 「現代では日本全体が一つの高等な有機体である。各種の動力を運ぶ電線やパイプやが縦横に交差し、いろいろな交通網がすきまもなく張り渡されているありさまは高等動物の神経や血管と同様である。その神経や血管の一か所に故障が起こればその影響はたちまち全体に波及するであろう」――<本文より抜粋> ※本書は『寺田寅彦全集』『寺田寅彦随筆集』(岩波書店)を底本に、物理学者で随筆家でもある寺田寅彦の発表したもののなかから災害に関連するものを集め、再構成したものです。 ●寺田寅彦(てらだ・とらひこ) 1878年~1935年。東京帝国大理科大学実験物理学科卒業。理学博士。東京帝国大理科大学教授。帝国学士院会員などを歴任。地球物理学者、随筆家。身近な現象について科学的に考察する「寺田物理学」でも知られる。著書に、『地球物理学』 『万華鏡』 『蒸発皿』 『物質と言葉』 『柿の種』など多数。『寺田寅彦全集』も刊行されている。 (版元より) 発売日:2011.6.10 出版社:講談社 判型:A6 ページ数:208

  • 死者の民主主義 (著 畑中章宏)

    ¥2,310

    人ならざるものたちの声を聴け 20世紀初めのほぼ同じ時期に、イギリス人作家チェスタトンと、当時はまだ官僚だった民俗学者の柳田国男は、ほぼ同じことを主張した。 それが「死者の民主主義」である。 その意味するところは、世の中のあり方を決める選挙への投票権を生きている者だけが独占するべきではない、すなわち「死者にも選挙権を与えよ」ということである。 精霊や妖怪、小さな神々といったものは、単なる迷信にすぎないのだろうか。 それらを素朴に信じてきた人びとこそが、社会の担い手だったのではなかったか。 いま私たちは、近代化のなかで見過ごされてきたものに目を向け、 伝統にもとづく古くて新しい民主主義を考えなければならない。 死者、妖怪、幽霊、動物、神、そしてAI…… 人は「見えない世界」とどのようにつながってきたのか。 古今の現象を民俗学の視点で読み解く論考集。 〔本書に登場するものたち〕 柳田国男、南方熊楠、宮本常一、今和次郎、ギルバート・K・チェスタトン、網野善彦、宮沢賢治、谷川健一、諸星大二郎、道祖神、河童、天狗、ザシキワラシ、潜伏キリシタン、仙童寅吉、熊、猫、アイボ、VTuber、浦野すず、飴屋法水、齋藤陽道…… ●畑中章宏 1962年、大阪生まれ。作家、民俗学者。『災害と妖怪』『津波と観音』(亜紀書房)、『ごん狐はなぜ撃ち殺されたのか』『蚕』(晶文社)、『柳田国男と今和次郎』『『日本残酷物語』を読む』(平凡社新書)、『天災と日本人』(ちくま新書)、『21世紀の民俗学』(KADOKAWA)など著作多数。 (版元より) 発売日:2019.7.20 出版社:トランスビュー 判型:四六判 ページ数:272

  • ダンス・イン・ザ・ファーム (著 中村明珍)

    ¥2,090

    SOLD OUT

    都市と田舎、高齢者と子ども、外来のシステムと土着の霊性、移住者と地元の人… すべてをまたいで今を生きる、切実でおかしみあふれる日々のはなし。 「人間らしい生活」ができている感じがする…これは何回も言っていいんじゃないだろうか。(本文) 武器を捨てたのは「生きる」ため。無防備な身体に、降り注ぐ生命!――森田真生推薦 東京で生まれ育ち、全生命をかけてバンドしていた著者は、震災を機に瀬戸内の周防大島に移住。 農家、僧侶、宅配、店番、ライブの企画運営etc、何足ものわらじを履いて暮らすなかで、40日に及ぶ断水、そしてコロナの流行が起こる。 この本は、ある島での僕の体験、あくまで僕から見た景色。マイ・ケース。(…)恵まれているかもしれないし、貧乏暇なし、地べたに這いつくばって生活しているとも言える。 とにかく心が動いたことを人とシェアするのが昔から喜びなので、一緒に楽しんでもらえたらうれしいです。よかったら。――まえがきより まえがき 第一部 暮らしの体験 Part1 おお、周防大島 Part2 あなたの本業ってなに? 第二部 暮らしの観察 Part3 ダンス・イン・ザ・ファーム Part4 断水 inda House Part5 心と境 Part6 LIFE BALL 第三部 空白期、そして今 Part7 こむぎ あとがき ●中村明珍 1978年東京生まれ。2013年までロックバンド銀杏BOYZのギタリスト・チン中村として活動。2013年3月末に山口県・周防大島に移住後、「中村農園」で農業に取り組みながら、僧侶として暮らす。また、農産物の販売とライブイベントなどの企画を行う「寄り道バザール」を夫婦で運営中。 (版元より) 発売日:2021.3.19 出版社:ミシマ社 判型:四六判 ページ数:304

  • となりのイスラム (著 内藤正典)

    ¥1,760

    仲良くやっていきましょう。 テロ、戦争を起こさないために― 大勢のイスラム教徒と共存するために―― これだけは知っておきたい。 現代イスラム地域を30年以上見つめつづけてきた研究者である著者が、いま、なぜ「こんなこと」になっているのか?を解説。 「一夫多妻制って?」などの日常的な話題から、「イスラム国」がなぜ生まれたか、といった世界情勢の見方や「テロを本当になくすために必要なこと」まで、抜群のわかりやすさで綴る、現代必読の一冊。 1980年代にシリアを、その後ヨーロッパでトルコ出身の移民を、それぞれ現地で研究してきました。 91年からは、トルコに家をもち、イスラム世界との交流をつづけています。 この本では、私が実際に見て聞いて研究した「となりのイスラム」をご紹介することで、みなさんの頭のなかにある、イスラムは怖いという思い込みを解いていこうと思います。 そして、ごくふつうに仲良くしていけるんだ、あるいは、そうしていきたい、と思い、行動する人たちが増えていってほしいと思うのです。――まえがきより 「これまででもっともわかりやすく、実践的で、役に立つイスラムの入門書だと思う。(…)これなら中学生にも理解できます。その解説力もスゴイです。」(斎藤美奈子氏、2016年9月11日、朝日新聞書評欄) 目次 序章  世界を救える国はどこか? 第1章 衝突は「今」起きたわけではない 第2章 イスラム教徒とは、どういう人か 第3章 西欧世界とイスラム世界はもとは同じ 第4章 となりのイスラム教徒と共に 第5章 ほんとはやさしいイスラム教徒 第6章 日本人が気になる12の疑問 第7章 イスラムの「病」を癒すために 終章  戦争、テロが起きないために私たちができること ●内藤正典 1956年東京都生まれ。東京大学教養学部教養学科科学史・科学哲学分科卒業。博士(社会学)。専門は多文化共生論、現代イスラム地域研究。一橋大学教授を経て、現在、同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授。著書に『イスラム――癒しの知恵』『イスラム戦争 中東崩壊と欧米の敗北』(以上、集英社新書)、『ヨーロッパとイスラーム』(岩波新書)、『トルコ 中東情勢のカギをにぎる国』(集英社)など多数。 (版元より) 発売日:2016.7.17 出版社:ミシマ社 判型:四六判 ページ数:256

  • イスラエルについて知っておきたい30のこと (著 早尾貴紀)

    ¥2,090

    2023年10月7日に起きたハマースの蜂起から約15カ月半後の2025年1月19日、 イスラエルとハマースの間で6週間の「停戦」合意がなされた。 イスラエルの一方的な爆撃によりガザ地区の公共施設や主要インフラは壊滅的な状況に陥り4万人超が死亡、その大半は子どもや女性だったとされる。 だが、イスラエルによる暴力はいまに始まったことではない。 1948年のイスラエル建国前からシオニストたちはパレスチナの地の略奪を目標に、 欧米や周辺諸国を巻き込み、暴力を繰り返してきた。 キリスト教福音派のシオニズムへの接近、 ホロコーストの政治利用、ユダヤ教とシオニズムの対立、 PLOの挫折、オスロ合意の欺瞞、〈10・7〉蜂起、 そしてイスラエルが描く「ガザ2035」の未来図とは? いま私たちがパレスチナ問題を考えるための基本書。 「停戦」は、一般的な国家戦争の停戦とは全く異なり、 イスラエルによる一方的なガザ地区でのジェノサイドの「一時停止」にすぎません。 ガザ地区の占領も封鎖も変わらず、 またやはり占領下のヨルダン川西岸地区で続いているイスラエル軍の侵攻と 入植者による襲撃・収奪も止まることがないのです。――「あとがき」より ●早尾貴紀 1973年生まれ。東京経済大学教員。専門は社会思想史。2002〜04年、ヘブライ大学客員研究員として東エルサレムに在住し、西岸地区、ガザ地区、イスラエル国内でフィールドワークを行う。著書に『国ってなんだろう?』『パレスチナ/イスラエル論』『ユダヤとイスラエルのあいだ』、訳書にイラン・パぺ『パレスチナの民族浄化』(田浪亜央江との共訳)、サラ・ロイ『ホロコーストからガザへ』(岡真理、小田切拓との共編訳)、ジョー・サッコ『ガザ 欄外の声を求めて』などがある。 (版元より) 発売日:2025.2.23 出版社:平凡社 判型:四六版 ページ数:256

  • 使える儒教 (著 安田登)

    ¥770

    難攻不落の古典を「実用書」として読み直す。 誰もが一度は理解してみたいと思いながら、膨大な量と難解さで手も足も出ない儒教の古典「四書五経」。 入門したくとも、世にある解説書もまた難しい。 その四書五経を「実用の書」として読んでみると、驚くほど腑に落ちる。 今の生き方に何となく違和感がある、でも何をどう変えればいいのか分からない……。 その答えが四書五経の中にある。 キーワードは、自分の心を書き換えるための「思」「学」「礼」。 価値観を新たにしていくための9つの「思」とは? 孔子の説く、心の持ちようを変える「学び」の方法とは? 心の変化で大きな物事を動かせるようになる「礼」とは? 古典漢籍の道を究めた著者による、儒教を使いこなすための見取り図。 ●安田 登 能楽師。1956年千葉県生まれ。下掛宝生流ワキ方能楽師。高校教師時代に能と出会う。ワキ方の重鎮、鏑木岑男師の謡に衝撃を受け、27歳で入門。現在はワキ方の能楽師として国内外を問わず活躍し、能のメソッドを使った作品の創作、演出、出演などをおこなう。著書に『能 650年続いた仕掛けとは』(新潮新書)、『身体感覚で『論語』を読みなおす。』(新潮文庫)、『見えないものを探す旅』(亜紀書房)、『役に立つ古典』『別冊NHK100分de名著 集中講義 平家物語』『別冊NHK100分de名著 読書の学校 史記』(NHK出版)など。 発売日:2023.10.26 出版社:NHK出版 判型:A5 ページ数:112

  • みんなの密教 (著 白川密成)

    ¥825

    近寄りがたいイメージが、一気にくつがえる! 仏教の中で理解するのが最も難しいといわれる「密教」。 その思想と教えの中から「三密修行」「大日如来」「両部の大経」「即身成仏」など、これだけは知ってほしい基礎知識のみを、仏教の歴史を追いながら丁寧に解説。 世界中の参拝客を魅了してやまない「お遍路」のお寺の僧侶が、なぜいま密教なのかを「現場の実感」から伝える、誰もが分かる入門書。 ●白川密成 1977年生まれ。第五十七番札所・栄福寺住職(愛媛県今治市)。真言宗僧侶。高野山大学密教学科卒業後、2001年より現職。デビュー作『ボクは坊さん。』が2015年に映画化。著書に『坊さん、父になる。』『坊さん、ぼーっとする。』(ミシマ社)、『マイ遍路』(新潮新書)、『空海さんの言葉』(徳間文庫)など。NHK こころの時代「空海の風景」に出演。 (版元より) 発売日:2025.1.27 出版社:NHK出版 版型:A5 ページ数:120

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